九州で売上No.1、TVや雑誌でも取り上げられ圧倒的な支持を得ている、福岡県宗像市の『道の駅 むなかた』。
その勢いはとまらず、平成27年9月の時点で累計来場者1200万人を突破しております。
現在では福岡都心部からも特急バスが走っており、遠方から足をはこんでくるお客さんもどんどん増えていますね。
開店20分前から入り口に行列ができたり、午前中の混雑は日常茶飯事。
並んでまで買ってるものはなんだろう?おすすめの商品は?その人気のヒミツをご紹介します。
行列客の狙いは?道の駅むなかた名物!新鮮ぴっちぴちの鮮魚コーナー
▲開店時の様子。鮮魚コーナーにお客さんが集中するいつもの光景。
道の駅むなかたの鮮魚コーナーは売り場の3分の1を占めます。
近郊には「鐘崎・地島・大島・神湊」といった漁港が4つもあり、水揚げされてから1時間ほどで並ぶ鮮度ピッチピチの魚が盛り沢山!
▲すんごい勢いで目利きしてカゴの中へ入れるお客さんもいます。きっとプロの料理人さんでしょう。
値段はすごく安い!というものではなく、鮮度をかんがえると安い!という価格帯です。
当然、鮮度抜群なうえにすごく安い!という掘り出しものもありますけどね。
「では、開店時に行かないと良い魚を買えないのか?」
といったら、答えは「NO」です。
品物は漁船ごとに持ってくるので、バラつきがあります。
だいたい、開店9時から1時間ぐらいにかけて次々と陳列されていきますんで、「ちょっと遅れたほうが良い物あったで〜」ってことも十分ありえます。
▲さわると色味がかわる鮮度です。スーパーの解凍ものよりちょっと高いぐらいですかね。
たとえば、この辺で漁獲されてる「イカ」は呼子に運ばれるぐらい定番の品。
開店時これを目当てに来てるお客さんが「イカははいっとらんのですか?」と納品にきている漁師さんに聞いて『今日はないですね〜』という会話のあと、そのお客さんは残念そうに帰ってしまいました。
で、その30分後に別の漁師さんが大量に持ってきましたからね。
その漁船が水揚げしてないだけで、別の漁船のことなんて分からないわけです。
開店行列しなきゃだめだなんだ〜と諦めるには早いのです。
そんな感じで午前中鮮魚コーナーは常に人だかりができてます。
一番イイのはお気に入りの出品者名を把握しておくことでしょうね。だいたい、持ってくる時間も一緒でしょうし。
品そろえ抜群!道の駅むなかたの青果コーナーはなんでもあり
当然、青果コーナーの品ぞろえも充実してます。
宗像市にかぎらず、福津市からも出品されてますので、幅広い品種が取り揃えられてます。
値段としては、これも鮮魚とおなじく「すごく安い!」ではなく「鮮度をかんがえると安い!」ですね。
こういった不揃いのB級品ねらうと、かなりお得なものはあります。直売所の醍醐味ですねぇ。
直売所の陳列は自由な感じが多いですけど、ここの果物は種類別にされてて分かりやすいです。
店長がスーパー小売業の出身でしたので、直売所とスーパーの良いところを持ち合わせた感じになってるのでしょう。
むなかた名物?いのしし肉の「むなっ猪」など、珍しい商品にも注目
宗像市は農作物被害減少のために捕獲されてる「イノシシ」を活用するため、イノシシ肉を加工・商品化しています。
しし肉は高い栄養価があり、古くから「山くじら」と呼ばれている食べ物です。
今では猟師の数も減ってきていますので、希少な山の幸として精がつくシロモノですね。
栄養素としては、コラーゲン、不飽和脂肪酸、ビタミンB2などが豊富とのこと。
「しし鍋しようぜ!」って言ったら、ちょっと変わった感じで面白いかもしれませんな。普通にジビエ料理すきなヒトもいますし。
次いで、遠方から来たひとにオススメしたいのが、地元じゃ知らぬ物がいない老舗醤油屋「ナカマル醤油」の攻めすぎてる商品の数々。
定番のたまごかけ醤油はもちろん、パンかけ醤油、パスタかけ醤油、カルパッチョかけ醤油とかユニークすぎるんで、お土産としては良いんじゃないでしょうか。
他にも、宗像市には創業200余年の老舗酒蔵や一級品の黒豆もやしがあります。
とくに黒豆もやしは食感のシャキシャキ具合が別次元なのでオススメですよ。
ランチで海鮮丼が人気の食堂「はまゆう」、もちもち食感の米粉パン「姫の穂」
おふくろ食堂「はまゆう」
おふくろ食堂「はまゆう」は開店11時からで、ここもよく並んでます。
店内のシステムはカフェテリア形式で、順に好きな惣菜をとっていき最後にメイン料理をえらんでお会計といった流れです。
とくに海鮮丼系が人気で、ほかにコラボ商品やら色々あるので、お腹すいたら「はまゆう」でまちがいないでしょう。
米粉パン工房「姫の穂」
「姫の穂」は、全てのパンが米粉80%(お菓子類は米粉100%)、グルテン20%で作られてるパン屋さんです。
値段もお手頃なんで、米粉のもちもちした食感がすきなひとにはドストライクだと思います。
景色のよい休憩所も要チェック
惣菜やパンを買ったなら、別館の2Fにある休憩所がちょーオススメです。
穏やかな景色が素晴らしい。朝方はそんなにヒトがいないので、ちょっと本読んだり、フリーWifiもあるんで気分転換に作業したりするのにも良いですよ。
お腹すけば「道の駅むなかた」に色んな食べ物うってるわけですから最高の環境です。
「道の駅むなかた」は総合力でピカイチ!
さすが九州No.1とだけあって、総合的に質と量と価格のバランスが抜群で、しかも堀り出し物もある最高の直売所です。
ただ、直売所は大規模になるほど多くの商品が横並びの適正価格になっちゃうんで、いろんな所で目利きして買ってる方には価格面で満足できないかもしれません。
とはいえ、「値下げではなく110円でどう売るか?」からくる競争意識で品質が高まり、どんどん洗練されていくと思われます。
店舗情報
■道の駅むなかた■
【住所】福岡県宗像市江口1172
マップコード:68 630 380*42
【時間】直売所 / 9時〜17時 (6〜9月は8時30分〜)
おふくろ食堂はまゆう / 11時〜16時 (LO 15時30分)
米粉パン工房「姫の穂」 / 9時〜17時
アンテナショップ正助ふるさと村 / 9時〜17時 (6〜9月は8時30分〜)
【定休日】第4月曜日(祝日の場合翌日)
2月第4月曜日・第4火曜日(館内メンテナンス)
8月15日〜17日(お盆休み)、12月31日〜1月5日(正月休み)
【電話】0940-62-2715
【駐車場】有り
営業時間は季節催事で変更あり
バス、車中泊、売上その他・追記情報
・毎年4月か5月に創業祭開催
・車中泊ができる駐車場は約86台
・売上金額は2015年3学期で18億5000万
・ブランド鷄「むなかた鷄」の販売開始(2018/03/31)
・宗像観光おみやげ館オープン(2018/04/21)
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