毎年10月初旬に開催される宗像大社秋季大祭の神事、初日を飾る海上絵巻『みあれ祭・海上神幸』、最終夜を締めくくる『高宮神奈備祭』の記録です。
大海原の勇壮な海上絵巻
『みあれ祭・海上神幸』
沖津宮と中津宮の神輿を本土の宗像大社にある辺津宮にお迎えする神事です。
当日は開始が危ぶまれるぐらいの荒天でしたが、出航時間になると見事な晴れ間がのぞき、奇跡のような展開に観客からも驚きの声があがっておりました。
約100隻ほどの大船団が荒波乗り越えパレードする迫力は圧巻。
「40年前は300隻はおったけどの〜」という話が聞こえてくる。当時は漁師の方もたくさんいたのでしょう。観たかったものです。
巫女たちの「悠久の舞」
『高宮神奈備祭』
宗像大社の本殿から徒歩10分ほどの山奥にある「高宮祭場」にて、秋季大祭最終夜を締めくくる神事です。
行き方はこちらを参照してください。
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宗像大社パワースポット「高宮祭場」への道
「高宮祭場」とは 「宗像三女神降臨の地」として伝わる“高宮祭場”は、間近で直接見ることが出来る全国でも数少ない古代祭場の一つです。 奈良時代以前は社殿が無く、神奈備(かんなび)としての杜や山や島などを ...
感じるひとには驚異的なパワースポットとしても知られる、有名な祭場です。
開始30分前に到着したものの、すでに行列ができてます。毎年こんな感じでしょうね。
巫女御一行の到着
もう祭場にはいれないかな?と思いきや、巫女御一行に続いて数十名ほどはいれました。
ですので、行列の後ろで待機してたほうがすぐ後ろにつけますね。遅れてきてもチャンスはあります。
神事のはじまり
厳かな雰囲気のなか、粛々と神事はすすみます。祭場内はざっと200名ぐらいですね。
ゆっくりと祈念が終わると、巫女たちによる宗像三女神へ捧げる「悠久の舞」がはじまります。
静かに静かに、太古に想いを馳せる、見事な舞いです。観客が多いのも納得の祭典でした。
さいごに
歴史を感じる厳かな雰囲気と巫女たちの舞は一見の価値ありです。
「高宮神奈備祭」の撮影は三脚が使用不可、一脚は使用可能となっていました。その都度、確認しておいたほうがいいかと。
宗像大社へ続く道路は長い一車線のため、ちょっと出遅れると渋滞にハマるので注意しておきましょう。
それではまた。
■宗像大社■
住所:福岡県宗像市田島2331(地図を表示する)